中平卓馬「Documentary」

中平卓馬写真展 「Documentary」
 
会期 2011年1月8日(土)- 2月27日(日) ※会期延長となりました。
 
OPEN 11:00 - 19:00
 
休廊 会期中無休
 
ABOUT THE EXHIBITION
新作含むカラー作品約150点、71年撮影のネガよりモダン・プリント約10点を展示。
 
中平卓馬は雑誌『現代の眼』の編集者時代に、写真家の東松照明の薦めにより写真を撮り始め、翌年にはフリーランスとして数々の雑誌で作品を発表すると同時に、写真や映画に関する執筆を開始します。68年には多木浩二高梨豊岡田隆彦らと、「思想のための挑発的資料」と銘打った写真同人誌『プロヴォーク』を創刊(2号から森山大道が参加)。「ブレ・ボケ」と称される特有の技法は当時の写真界に大きな衝撃を与えました。73 年、評論集『なぜ、植物図鑑か』において、それまでの自らの詩的な表現を否定し、過去に撮影した写真のネガ・フィルムやプリントの大半を焼却。以降、主観や自我を排除し「図鑑」のように即物的に提示される写真へと方向転換を図ります。77年篠山紀信との共著『決闘写真論』を発表後、急性アルコール中毒で倒れ記憶の大半を失いますが、翌年から撮影を再開し、83年に写真集『新たなる凝視』を刊行、89年に『Adieu a X』を刊行。90年代以降は、作品の大半はカラーで撮影され、『hysteric Six: Takuma Nakahira』(2002)の出版をはじめ、精力的に活動を展開しています。

現在も撮影に出かけない日はないという作家の撮影行為は、日々続けられています。本展では03年に横浜美術館にて開催された「原点復帰−横浜」展以降の05年頃から10年に至るカラー作品約150点を展示。かつて自身が唱えた「植物図鑑」の理念を実現しているようにも見えるこれらのユニークなカラーの作品群を展示の中心にし、併せて、初期の作品からの転換を図ろうとしていた時期にパリで撮影され、71年パリ青年ビエンナーレで発表された実験的な作品《サーキュレーション――日付、場所、イベント》を、残されたネガからのモダン・プリント(プリント制作=金村修)で約10点展示いたします。
 
EVENT
 
宮台真司トークイベント
 
日時 : 2月20日(日)15:00-
場所 : BLD GALLERY会場内
料金 : 1000円 (定員50名/座席予約先着順)※現在お立見席でのご案内となります。
申込 : フォーム または TEL : 03-5524-3903 E-mail info@bld-gallery.jp 
 
お座席はご予約順となりますことご了承ください。
イベント準備の為、14:30より一時閉廊させて頂きます。展示をご覧になりたい方はトーク後または14:30前にお越し下さい。
個人情報に関し、お客様の同意を得ることなく目的の範囲外で利用することはございません。
 
bld-gallery.jp