参院選でわれわれが選んだもの
小林良彰氏(慶応義塾大学法学部教授)
マル激トーク・オン・ディマンド 第797回(2016年7月16日)
この選挙で日本の有権者が選んだものは、ただの「現状維持」だったのか。今回の参院選でわれわれが選択したものは何だったのか。与党に勝利をもたらした有権者の投票行動は、われわれのどのような政治的意思を反映したのか。また、野党には何が欠けていたのか。今回の選挙における有権者の行動分析や各党の政策と選挙結果などを参照しながら、ゲストの小林良彰氏とともにジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

代議制民主主義の比較研究:日米韓3ヶ国における民主主義の実証分析
- 作者: 小林良彰,岡田陽介,鷲田任邦,金兌希
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2014/03/22
- メディア: 単行本
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ニュース・コメンタリー (2016年7月16日)
今上天皇が、生前に天皇の位を皇太子に譲る意向を示していたことが報道され、大きな議論を呼んでいる。それは現在の象徴天皇制が、そのような事態を想定していなかったためだ。
そもそも何が問題なのか。そして、この問題とわれわれはどう向き合えばいいのか。ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。