それでも民主主義は可能だ?

【新設】それでも民主主義は可能だ?− 社会学ゼミナール


講師名 首都大東京教授・社会学者 宮台 真司
政治社会学者 堀内 進之介


講座内容
 民主主義が―たとえば「経済的な幸福の達成」といった―何らかの目的のための単なる手段だと考えられるところでは、その成否の如何によって、重視されも軽視されもする。しかし私たち自身が、私たちの生活に関する政策の受益者であるのみならず、決定者でもあろうとするなら、本来、民主主義はそれ自体一つの目的と理解されるべきなのだ。
 とはいえ、私たちが私たち自身を信頼にたる政治的アクターだと自認するにも、それなりの要件が必要であり、いま、その要件が不足しつつあるとの指摘が相次いでいる。
 そこでこの講座では、民主主義をめぐる現状認識を短い講義を通して共有しつつ、展望について討論したい。(堀内講師・記)

 
※冒頭講師それぞれによる講義を20分ずつ行い、その後対談を行う予定です。


日時 5/17 土曜 18:30-20:30


受講料(税込み)5月(1回)会員 3,456円 一般 4,104円


朝日カルチャーセンター新宿


−住所−
〒163-0204 東京都新宿区西新宿2−6−1新宿住友ビル4階(受付)sumitomo.JPG
TEL.03-3344-1941 / FAX.03-3344-1930


−交通のご案内−
JR・小田急線・京王線東京メトロ丸の内線の新宿駅より徒歩約8分
東京メトロ丸の内線西新宿駅より徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線都庁前駅A6出口直結


朝日カルチャーセンター

【新設】近代道徳哲学の系譜
講師名 政治社会学者 堀内 進之介
講座内容
現代に生きる私たちにとって「道徳」とは、どのようのものでしょうか。多くの人にとって、おそらくそれは社会的な期待のようなものだと考えられていることでしょう。しかし哲学史をひもとけば、近代の黎明期に私たちの道徳観には、「期待への服従」だけでなく、「自己の統治」という論点が新たに加わったことが分かります。 こうした展開をひとつひとつ丁寧に読み解いていけば、神と道徳の関係が主要な論点であった時代から、道徳認識と動機が主要な論点となった時代に、私たちは生きているのだということも分かるはずです。 そこでこの講義では、ルター、カルヴァンモンテーニュホッブズ、ロック、デカルトスピノザ、ヒュームなどなど、カントに至る多くの哲学者や思想家を「自己の統治」という道徳観へと至る系譜として読み解いていきたいと思います。
今期は、自然法、共和主義、懐疑論を中心に講義をしたいと思います。(講師・記/今期開講)


日時 4/14〜6/9
月曜
19:00-20:30
2014年 4/14, 4/28, 5/12, 5/26, 6/9
受講料
(税込み)
4-6月(5回)  15,120円


朝日カルチャーセンター