■目次・内容
はじめに
ドキュメント グーグルの72時間
第1部 初動
ヤフーの災害プロジェクト
ツイッターの動きと今後の課題
アマゾンの「ほしい物リスト」
最先端クラウド企業アマゾンの挑戦
コラム
・MITメディアラボ所長、伊藤穣一が創発するSafecast---見えない放射線をネットで見える化
動画サイトとテレビメディア
Ustream /ニコニコ動画 /CNN
第2部 ツールあるいはメディアとしてのIT
ネットに浮かぶ壮大な支援プロジェクト---横に連携した市民が行政を超える 西條剛央
その時、検証屋はどう動いたか---「支援訓練」事始め 荻上チキ
震災後の地域メディアをITはエンパワーできるか---道具的文化から表現的文化へ 飯田豊
地域社会とウェブ・コミュニティ@浦安---震災で結びついたリアルとネット 円堂都司昭
Ustreamとニコニコ生放送から考えるライブメディアの課題---マニア向けメディアで終わらせないために 三上洋
東日本大震災・安否情報システムの展開とその課題---今後の議論に向けて 村上圭子
海外メディアと日本の情報公開---「歴史上成功した唯一の社会主義国家」の危機 酒井信
コラム
・原発事故はどう伝えられたか---ネットメディアが果たした役割と課題
SPEEDIを公開してもパニックは起きない---災害心理学で考える情報公開 広瀬弘忠
コラム
・SPEEDIのオペレーション現場---25年目、初の緊急時モード
・世界一のスパコン「京」で災害をシミュレートする---地震・津波、被害予測の現状と未来
第3部 IT時代の震災と核被害
日本は再生できるのか?---統治・エネルギー・外交の未来 東浩紀×萱野稔人
ソーシャルメディアの真価はこれから問われる---復興の課題は美談にならない場所にある 津田大介
3.11以降のジャーナリズム---マスメディアへの本質的な挑戦 武田徹×神保哲生
自然再生エネルギーから共同体再生へ ---原子力政策を展望する 飯田哲也
核とITメディア---技術的に、かつ倫理的に考える 池田清彦×加藤典洋
市民として、引き受けて考える社会へ---エリートは、知識を参照し、市場を設計せよ 宮台真司