沖縄の本土復帰43年から見る、憲法九条平和主義の破綻

みなさんの常識は、世界の非常識Vol.14
沖縄の本土復帰43年から見る、憲法九条平和主義の破綻


「みなさんの常識は、世界の非常識」では社会学者の宮台真司氏がその週に起きたニュースの中から社会学的視点でその背景を分かりやすく解説します。※本連載はTBSラジオ「デイ・キャッチ」とのコラボ企画です。


第2次大戦で悲惨な地上戦の舞台となり、その後27年間アメリカの統治下に置かれていた沖縄が、日本に返還されて43年が経ちました。返還されるまでは流通する貨幣はドルで、日本への渡航にはパスポートのようなものが必要でした。


しかし、1972年の返還後もアメリカ軍の基地は存続し、今でもわずか日本の0.6%という狭い沖縄に、日本全体のアメリカ軍基地の73.7%が集中しています。


中国の海洋進出などを考えると地政学的に非常に重要な場所にある沖縄ですが、その沖縄では昨年から選挙で基地賛成の候補が連続して破れ、また翁長雄志知事がアメリカ訪問するなど、これまでとは違う一種の意思表明を感じる人もいるようです。


そこで今週、宮台さんにはそれらの根源となっている「沖縄の本土復帰」の本当の常識について、教えていただきたいと思います。


(構成:東郷正永)

TBSラジオ荒川強啓デイ・キャッチ!」

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