司法と科学の民主化、民主の科学化


夏祭りの炊き出しのカレーに猛毒のヒ素が混入し、4人の死者と60人以上の怪我人を出した和歌山カレー事件で、既に死刑が確定している林真須美死刑囚の犯行を裏付ける唯一の物証となっていた科学鑑定の結果に今、重大な疑義が生じている。
 これまでこの番組では事件の捜査や裁判の問題点、林真須美氏の死刑判決の物証となった科学鑑定、いわゆる「中井鑑定」の妥当性の問題などを指摘し、最高裁判決が依拠している科学的な根拠が実は脆弱で、そもそも鑑定に示されている「異同識別」の結果が読み違えられている可能性があることを指摘してきた。
 今週のマル激では死刑判決の根拠となった科学鑑定に最初に異論を唱えた、京都大学大学院教授で蛍光X線分析の専門家の河合潤氏をスタジオに招き、ジャーナリストの神保哲生社会学者の宮台真司が科学鑑定と司法が抱える重大な問題を議論した。


http://www.videonews.com/marugeki-talk/732/


そもそも放送法が求める中立公正や不偏不党どはどのようなものなのか。表現の自由を定めた憲法第21条に抵触せずに、放送局に中立公平な報道を求めるためには、どのような方法が適切であり、また可能なのか。
 ジャーナリストの神保哲生社会学者の宮台真司が、憲法学者の木村草太と議論した。


http://www.videonews.com/commentary/150418-01/

人格権の侵害を根拠に原発の運転を差し止める判決が下ったことの意味を、ジャーナリストの神保哲生社会学者の宮台真司が、憲法学者の木村草太と議論した。


http://www.videonews.com/commentary/150418-02/


警視庁の公安部が日本に住むイスラム教徒に対して行っていた内偵捜査の捜査情報が、何者かによって持ち出されインターネット上に流出したことで、捜査対象となっていたイスラム教徒17人が、プライバシーの侵害などを理由に東京都と国に損害賠償を求めていた裁判の控訴審で、東京高裁は4月14日、一審判決を維持し、都に計9020万円の支払いを命じる判決を下した。

実害が出なければ権利を侵したことにはならないとする裁判所の判断は妥当なものだったのか。
 ジャーナリストの神保哲生社会学者の宮台真司が、憲法学者の木村草太と議論した。


http://www.videonews.com/commentary/150418-03/


米軍基地をめぐり、その立地対象となった自治体と政府の意見が真っ向からぶつかり合う形となった場合、憲法はその問題をどのように解決に導いてくれるのか。ジャーナリストの神保哲生社会学者の宮台真司憲法学者の木村草太氏に聞いた。

 

憲法第41条 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。
 

 
憲法第95条 一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。


http://www.videonews.com/commentary/150418-04/