『これが沖縄の生きる道』

2014年9月刊行予定


『これが沖縄の生きる道』
仲村清司・宮台真司


978-4-7505-1415-4 C0030
四六並製  予価:本体価格1,600円+税



【収録内容】(予定)
第1章 沖縄の両義性――「明るい沖縄」と「暗い沖縄」
「明るい沖縄」と「暗い沖縄」/故郷喪失者の愛憎/政治・文化としての沖縄/自律的依存と他律的依存/具体的な跡地利用計画を/沖縄のショッピングモライゼーション/街づくりと場の全体性/信仰と風土/琉球王国懐古としての独立論/しまくとぅばと公用語/歴史を語り継ぐ知恵としての島唄


第2章 多様なる「われわれ」に向けて――運動論の再構築
「われわれ」による動員/「友/敵」概念とアイデンティティ・ポリティクス/ハンナ・アーレント問題と民主主義/沖縄の格差問題/「公」と「私」の相対性/民主主義の強化パーツ/条件闘争と陣地戦/普天間の「新設」問題と海兵隊/基地がなくても回る島をどう取り戻すか


第3章 これが沖縄の生きる道――〈恨みベース〉から〈希望ベース〉の未来構想へ
沖縄の若者の政治意識/複雑な知恵をどう伝承するか/構造的貧困に抗う知恵/若者の閉塞感と「右傾化」/基地反対運動から街作り運動へ/第六次産業化とスローフード/バリュー投資と伝統工芸/食育とベーシック・バリューの共有/沖縄のジェンダー問題/迷える本土に引きずられるな


第4章 国境に生きる人々の知恵――沖縄戦の悲劇を繰り返すな
基地返還アクションプログラムと国際都市形成構想を再考する/熟議民主主義とファシリテーター/蔡温の文章主義/知事選とオール沖縄を考える/尖閣問題と安全保障論/国境に生きる人の知恵/沖縄の不幸な歴史を繰り返すな


株式会社 亜紀書房
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