非日常から日常を見つめ直すために

マル激トーク・オン・ディマンド


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■マル激トーク・オン・ディマンド 第559回(2011年12月29日)
5金スペシャ
非日常から日常を見つめ直すために
ゲスト:寺脇研氏(映画評論家)


 5週目の金曜日に特別企画を無料放送でお届けする恒例の5金スペシャル。2011年最後の放送回となる今回は、こんな1年だったからこそ、映画評論家の寺脇研氏をゲストに、あえて映画特集を組んでみた。
 2011年は東日本大震災福島第一原発事故で、日本全体が一瞬にして非日常に突き落とされた年だった。幾多の深刻な問題を抱えながら、なんだかんだとごまかしながらこの20年あまり、この日常がいつまでも続くかのようなふりをし続けてきた日本だったが、いよいよ今年の3・11にその時はやってきた。
 震災からの再出発を切るに当たり、今、われわれに求められていることは、これまで当たり前のように行なってきた日常を、「本当にこれでよかったのか」と、あらためて問い直すことだろう。そこで今回はそもそもわれわれの日常にどのような価値があるのかを根本から問う作品を中心に取り上げた。
 番組の前半で取り上げたのは『恋の罪』(園子温監督)、『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)、『マイ・バック・ページ』(山下敦弘監督)、『大鹿村騒動記』(阪本順治監督)の邦画4作品。


 非日常から日常を見つめる上でのヒントを与えてくれそうな6本の映画を、ジャーナリストの神保哲生社会学者の宮台真司が寺脇氏と語り合った。

<福島報告>
原因が特定できないコメの放射性セシウム汚染問題とその影響
報告: 藍原寛子氏(医療ジャーナリスト)

<関連番組>

■マル激トーク・オン・ディマンド 第472回(2010年04月30日)
5金スペシャル 映画特集
豊かな国日本がかくも不幸せなのはなぜか
ゲスト:寺脇研氏(映画評論家、京都造形芸術大学教授)
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