第1回 宮台真司の映画批評ラボ

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お知らせ|第1回 宮台真司の映画批評ラボ・新シリーズの開催この度、ダーウィンルームは新シリーズとして、毎月1回で宮台真司さんの「映画批評ラボ」を開催いたします。


第1回 宮台真司の映画批評ラボ
日 時:2019年 3月30日(土) 19:00〜21:00/30分前に開場
講 師:宮台真司さん|社会学者・映画批評家
会 場:下北沢・ダーウィンルーム2Fラボ
参加料:大人¥2,500税込 大学生¥2,000 高校生以下¥1,500(おいしいコーヒーまたは紅茶付き)


映画論のシリーズ化に当たって初回に視座を確定する。映画に「思想」 を見出すイデオロギー批評や、それを否定して「見えたもの」だけ論じ る表層批評が知られる。私はどちらとも異なる実存批評を提案する。我々の映画体験の情報量は、「フィルム」上の物理的情報量を遙かに超 える。「フィルム」を引金に「〈世界〉(その一部である〈社会〉)を生きるこ とで蓄積された何か」が溢れ出る。何がどんな理由で溢れ出るのか。それを探求するのが実存批評だ。蓄積された何かが僕らの実存を与え るからそう呼ぶ。『ア・ゴースト・ストーリー』とその監督が偏愛する 『アンダー・ザ・スキン』等を切り口に、何が何を触発するか論じる。今世紀に入る頃から、〈社会〉(コミュニケーション可能なものの全体= 規定可能な全体)の外側にも拡がる〈世界〉(あらゆる全体=規定不可能 な全体)を主題化する作品(〈森〉の映画と呼ぶ)が多数作られてきた。先の2作品は、〈森〉の映画の入口として私が設定したものだが、従来 の映画批評の方法では、我々の「言葉にならない感動」の表面を撫でる こともできない。「言葉にならない感動」を言葉にしようではないか。(文:宮台真司


■ プロフィール
宮台 真司|みやだい しんじ

1959年仙台市生まれ。社会学者、映画批評家。学位は社会学博士(東京大学・1990年)。首都大学東京教授。


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好奇心の森「ダーウィンルーム」
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第1回 宮台真司の映画批評ラボ 2019年3月30日(東京都) - こくちーずプロ(告知'sプロ)