「Diffusion of Nature 2023 土と夢」

言葉、音楽、ダンス、イメージで「自然」を思考する「Soil & Dream」 ー 雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム展覧会「Diffusion of Nature 2023 土と夢」

【イベント日時】
(当日は、13時以降はチケット料金をいただきます)
6月10日(土)
11:00 開場
13:30 Tatsuro Murakami & Anais-Karenin Live
14:15 宮台真司×伊藤二朗 対談※
16:30 敷地理 ダンスパフォーマンス
17:30 TOMC(DJ)

【会場参加チケット代】
3,500円
 ※対談のみLIVE配信予定(有料。チケット販売後日)

【会場】
GASBON METABOLISM
 〒408-0205 山梨県北杜市明野町浅尾新田12
 ーアクセスー
 車でお越しの方:中央自動車道須玉ICから車で6分、会場に駐車スペース有。
 電車でお越しの方:JR韮崎駅から会場までマイクロバスを運行します。
          ※10時30分頃から約1時間おきに運行予定(詳細は後日お知らせします。)

会場に隣接した飲食施設がありますので、ぜひ併せてご利用ください。


雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラムは山小屋の現場から、アートの視点を通して、自然と社会の調和をデザインする試みとして、2020年からスタートしました。

展覧会のタイトルであるDiffusion of Natureは日本語に翻訳すると「自然」の乱反射。

古代における狩猟採集生活の「環境の克服」から始まり、産業革命を経て科学技術の破壊性の自覚から自然保護を訴えるようになった近代、デジタルシステムへの依存により環境(空間・場所性)を知覚するメディア(媒体)としての身体性の希薄化が進む現代に至るまで、人間の歴史にはあらゆる「自然」の意味が潜んでいます。

恐れるべき敵であり、資源であり、生活を取り巻く環境であり、守るべき美、混沌とした現象そのもの、生成と分解を促すメカニズムの集合体、取り戻すべき自我であり、破壊的な自分たち自身でもあるもの。

環境危機や資源の枯渇が叫ばれる現代は、それらあらゆる自然の意味を経由した上でなお、足元の生活環境を破壊しなければ生活を維持できない文明世界の複雑な矛盾が突きつけられます。

私たちは自然に何を見出そうとしているのでしょうか。

「自然」というテーマはあらゆる価値観や土地、時代の交差点のように私たちの前に横たわっています。

本イベントでは社会学者の宮台真司さんとの対話を通じて「自然」をめぐる文明世界の葛藤を振り返りながら、わたしたちの生きる社会の現在地を読み解くとともに、言葉の背後に広がる感覚的な「自然」に視座を広げます。他者との融合を描く敷地理の身体表現、環境を内面化したTatsuro Murakami & Anais kareninの音響空間、その他会場を構成する多様な参加アーティストたちの表現の生態系を旅することで、わたしたちは何を捉えるようになるでしょうか。

会場となるGASBON METABOLISMは社会と山の接点に位置し、古い工場跡地を利用したアートスペースです。豊かな生態系に囲まれ、作り手の感性を刺激する大空間で織り成される「土と夢」の表現世界を心ゆくまでお楽しみください。
夕方以降はTOMCによるDJパフォーマンスと共に、ささやかなパーティーを催します。


【Diffusion of Nature 2023 土と夢 ー 展覧会情報】

kumonodaira.com

https://soilanddream-diffusionofnature2023.peatix.com/