「個として生きる勇気」

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哲学者・千葉雅也氏の第二小説集『オーバーヒート』(新潮社)が発売となりました。本書には第165回芥川賞にノミネートされた表題作と、第45回川端康成文学賞を受賞した短篇「マジックミラー」が収録され、男性同性愛者として生き、中年期を迎えた主人公の人生の複雑さが刻まれています。
 目下進行するマイノリティの社会的包摂によって、かえって捉えづらくなっている「弱者の強者性」こそを改めて肯定すること――そのような態度を目指すとき、宮台真司氏の社会学が参考になると千葉氏は説きます(https://realsound.jp/movie/2021/06/post-783043.html)。
 90年代から現在にかけて、我々の社会はどのように変化してきたのか? 人間はどのように生きるべきなのか? 千葉氏の小説を端緒に、二人の知性が語り合います。公の場では初となるこの対談を、どうぞお見逃しなく!

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