9月21日ゲンロンで東浩紀氏に述べた通り、トランプの当選を強く望み、マル激で申し上げてきた通りそうなると思っていました。今回の結果を歓迎します。トランプが良い大統領になるからではない。どのみちこのままスムースに進まないグローバル化以降の歴史の推転を早めるからです。祝トランプ当選!
【トランプ大統領誕生!緊急再放送1】宮台真司×東浩紀「ニッポンの展望 #5 2016・秋の陣」【2016/9/21収録】
【会場のご案内】
2016/11/11(金) 開場:17:57 開演:18:00
この番組を全編視聴するにはチケット購入 または チャンネル入会 が必要です
ドナルド・トランプ大統領誕生を受け、ゲンロンカフェで開催された関連イベントを3番組連続で再放送します!トランプ支持を声高に訴えた宮台真司。その真意とは???
冒頭、日本国内で観察された”感情の劣化”が、トランプ現象やEU離脱騒動などアメリカやヨーロッパでも見られるようになった、と宮台さん。特に、トランプ陣営を支える alt-right(オルタナ右翼)の躍進に注目し、ITの発達を起因とする感情の劣化は止まることがないだろうと断言。そこで東が国内の動向について訊ねると、改憲報道をめぐるメディアのピントのずれた議題設定に対し「○ね!」という発言が宮台さんから飛び出し、ニコ生では「躁確定!これは課金できる」というコメントが流れました(笑)。
国内は目も当てられない状況、ということで、話題はふたたびオルタナ右翼へ。東が「なぜ彼らはアニメアイコンなのか」と問えば、宮台さんはその背後に潜むミソジニーを指摘(Alt-rightとオタク文化の関係についてはこちらでも | ゲンロン友の声 goo.gl/Xnjio6)。またトランプの躍進については、政治的な正しさとは別に、快・不快の次元で支持を集めているとし、宮台さんはそこに一定の理解を示します。欺瞞的なリベラルに対し、現実的な処方箋を示すオルタナ右翼。ある種日本とも重なる絶望的な現実が浮かび上がり、沈黙が生まれる場面も。
その他にも、「長谷川豊とホンネ問題」「相対的貧困はサイコロジカルにしか解決されない問題」「親鸞(東)と日蓮(宮台)」「『コングレス未来会議』について」「所得格差と承認格差」「包摂か放置か」「コントロール系とダイブ系」「宮台真司パチプロでクリスチャン問題」…などなど、書き尽くせないほど多岐にわたるトピックについて議論しました。
質疑応答に入ると、会場から津田大介さんも参戦。話題は『君の名は』へ。東がそこで描かれた保守的な人生観に疑問を投げかけ、セカイ系への評価を改める(?)場面も…。と、話題が一巡したところで、イベントは閉幕。国内外のサブカルチャーから政治まで、縦横無尽に語り尽くした必見必聴の5時間。秋の夜長にぜひ!
宮台真司×東浩紀による時事対談シリーズ第5弾、半年の沈黙を経てついに開催!!!!
過去の放送回はVimeoアーカイブで公開中です。こちらも予習にどうぞ。「ニッポンの展望 #1」
https://vimeo.com/ondemand/genron20140118「ニッポンの展望 #2」
https://vimeo.com/ondemand/genron20141225「ニッポンの展望 #3」
https://vimeo.com/ondemand/genron201509092016・秋の陣 | ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20160921/