これが沖縄の生きる道

これが沖縄の生きる道

これが沖縄の生きる道

迷える本土に引きずられるな!


沖縄から「民主主義」の条件をラディカルに問い直し、自立への実践計画(アクションプログラム)を提示する


沖縄人2世の作家と行動する社会学者による、タブーなき思考の挑発!


【目次】
第1章 沖縄の両義性――「明るい沖縄」と「暗い沖縄」



「明るい沖縄」と「暗い沖縄」
故郷喪失者の愛憎/政治・文化としての沖縄
自律的依存と他律的依存
具体的な跡地利用計画を
沖縄のショッピングモライゼーション
街づくりと場の全体性
信仰と風土
琉球王国懐古としての独立論
しまくとぅばと公用語
歴史を語り継ぐ知恵としての島唄


第2章 多様なる「われわれ」に向けて――運動論の再構築


「われわれ」による動員
「友/敵」概念とアイデンティティ・ポリティクス
ハンナ・アーレント問題と民主主義
沖縄の格差問題
「公」と「私」の相対性
民主主義の強化パーツ
条件闘争と陣地戦
普天間の「新設」問題と海兵隊
基地がなくても回る島をどう取り戻すか


第3章 これが沖縄の生きる道――〈恨みベース〉から〈希望ベース〉の未来構想へ


沖縄の若者の政治意識
複雑な知恵をどう伝承するか
構造的貧困に抗う知恵
若者の閉塞感と「右傾化」
基地反対運動プラス街づくり運動へ
第六次産業化とスローフード
バリューインベスティングと伝統工芸
食育とベーシック・バリューの共有
沖縄のジェンダー問題
迷える本土に引きずられるな


第4章 国境に生きる人々の知恵――沖縄戦の悲劇を繰り返すな


基地返還アクションプログラムと国際都市形成構想を再考する
熟議民主主義とファシリテーター
蔡温の文章主義
知事選とオール沖縄を考える
尖閣問題と安全保障論/国境に生きる人の知恵
沖縄の不幸な歴史を繰り返すな