我々はボタンの掛け違えをどのように直せるか?

国際日本学部主催


日本のサブカルチャーの凄さに興味がある学生も是非!
2012 年度 国際日本学部 特別講義


我々はボタンの掛け違えをどのように直せるか?(全 5 回)
〜 日本の戦後史とサブカルチャー史が示す問題 〜
全学部・全学年向け 一般来聴者歓迎


国際日本学部では「戦後日本のサブカルチャーと社会」をテーマに特別講義を開講します。


学生諸君の積極的な受講を期待しています。
明治大学国際日本学部 特別招聘教授 宮台 真司 先生


11 月 24 日(土)3〜5 限 (13:00〜17:50)


明治大学
和泉キャンパス
メディア棟 M302 教室


(1)社会学とは何か?


グローバル化=資本移動自由化ゆえに、市場と国家への依存は致命
的帰結を招く。現に日本の社会は虫の息だ。俄然〈共同体自治〉の必
要性が高まってきた。その理由を「本来の」社会学だけが解き明かせ
る。社会学とはどんな学問で、どう「頽落」してきたのか?


(2) グローバル化とは何か?


グローバル化とは資本移動自由化である。資本移動自由化は、どんな
問題をもたらすか。〈構造的貧困〉と〈格差化〉を通じて共同体空洞化をもたらす。グローバル化自体は止められない。グローバル化の副作用に処するには〈共同体自治〉しかない。その理由は何か?


(3) 援交研究をしたのはなぜか?


最近は原発都民投票条例の制定を求める直接請求の請求代表人として話題になった宮台である。多くの方から昨今の「世直し活動」とかつての「援交研究」の関係を尋ねられるが、両者は完全にひと繋がり。その結びつきを初めて詳細に語る。鍵概念〈我有化〉とは?



11 月 26 日(月) 4,5 限 (14:40〜17:50)


明治大学
和泉キャンパス
メディア棟 M305 教室


(4)昭和とはどんな時代か?


〈我有化〉=ワガモノ化。直前に始まる平成の〈フラット化〉に抗う動機が援交研究を支えた。同時代の先進国にも我有化運動が拡がる(second summer of love/squatting)。フラット化以前の昭和とはどんな時代か。昭和の映像や音楽を素材としつつ徹底考察する。


(5)社会を〈我有化〉する唯一の方法

政治学の最先端が考察する通り、グローバル化と民主主義は両立が困難である。かかる普遍的問題に加え、原発事故で明らかな如く日本には民主主義が存在しない。民主主義と〈共同体自治〉は同義だから。如何に〈共同体自治〉をもたらせるか?具体策を考察する。日本社会の未来に関心がある学生必見!


☆会場は両日とも明治大学和泉キャンパス メディア棟3階になります。
☆受講料無料です。単発での受講も可能です。
☆講義日程は変更になる可能性があるので、国際日本学部掲示板を確認してください。


以 上
2012 年 10 月 19 日
明治大学国際日本学部


http://www.meiji.ac.jp/nippon/info/2012/6t5h7p00000dwpdq-att/6t5h7p00000dwpe9.pdf