変わらないの変えられないたちに


愚民社会


I.すべての動員に抗して ――立ち止まって自分の頭で考えるための『災害下の思考』
II.歴史を忘却する装置としての象徴天皇制
III.アイロニカルな構造自体を示したい


単行本(ソフトカバー): 312ページ
出版社: 太田出版 (2011/12/14)
言語 日本語
ISBN-10: 4778312910
ISBN-13: 978-4778312916
発売日: 2011/12/14


愚民社会 - 太田出版


近代への努力を怠ってきたツケが、今この社会を襲っている。
日本の終わりを書きとめるための、過激な社会学者と実践的評論家による奇跡の対談集。


2003年〜04年にかけて『新現実』に掲載された2本の対談に加え、2011年夏に行われた新たな対談を収録。東日本大震災を経てより明確になった日本の問題点を、真摯かつ過激に語り合う。


私たちは、やりなおせるのか――。
空気に縛られやすく、政治を人任せにしてきた日本人が、自分で考える力を持った近代的個人となるためにはどんな教育が必要か。民主主義を制度にとどめず、私たちの心の習慣にするための真摯な提言は必読。

宮台さんは「田吾作」というけど、やさしすぎる。
土人」なんです、この国は。
なでしこジャパン」に乗って、とりあえず「日本」があることにする。―大塚英志


日本のプレカリアート運動は「足りないから寄越せ」でみすぼらしい限り。
正体をよく見ないで旦那にぶら下っているだけの土人。それがわれわれの自画像です。―宮台真司