我々はどこでボタンをかけ違ったか 2

日本社会の未来に関心がある学生必見!
国際日本学部主催 日本のサブカルチャーの凄さに興味がある学生も是非!
2011年度 国際日本学部 特別講義 我々はどこでボタンをかけ違ったか 2(全5回)


~ 戦後日本のサブカルチャーと社会 ~
全学部・全学年向け 一般来聴者歓迎

国際日本学部では「戦後日本のサブカルチャーと社会」をテーマに特別講義を開講します。学生諸君の積極的な受講を期待しています。


明治大学国際日本学部 特別招聘教授 宮台 真司 先生


社会学者。映画批評家首都大学東京教授。1959 年 3 月 3 日仙台市生まれ。京都 市育ち。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。国家論、宗教論、性愛論、犯 罪論、教育論、外交論、文化論の分野で単著 30 冊、共著で 100 冊の著書がある。 最近作は『14 歳からの社会学』『〈世界〉はそもそもデタラメである』などがある。 キーワードは、全体性、ソーシャルデザイン、アーキテクチャ、根源的未規定性。


1 11月19日(土) 3~5 限
(13:00~17:50) 第二校舎 2 番教室
1.グローバル化の社会的意味 --自律的依存の危険--
2.依存体質からの脱却 --原発事故を素材に--
1では全先進国がグローバル化と民主主義と両立困難に直面し、うまく 行かなくなっていることを理解する。2 ではその特殊事例を原発事故を 素材としつつ日本に見出す。
3.自殺対策から社会構築へ --共同体空洞化に抗う--
あらゆる社会指標から見て日本の社会は先進国並みとは呼べない状 況になった。自殺率はそうした指標の1つだ。自殺率から見えてくる社 会空洞化の現状を徹底理解する。
4.沖縄自立論 --共同体再構築の例題--
鳩山政権誕生で普天間基地国外移転が政治目標になり、同時に米国 防省の海兵隊国外移転計画が明らかになったら,基地返還があり得な いことを前提とした反対運動が混乱に陥った。依存からの脱却策は?


11月21日(月) 4~5 限
(14:40~17:50) 第二校舎 1 番教室
5.脱社会化に抗う -[うまく/まともに]の乖離-
グローバル化と民主主義の両立困難をパ;ーソンシステムに準拠して見 ると、社会的存在としての育ち上がりの困難(社会化不全)として立ち現 れていることが分かる。個人性と社会性の両立困難との具体策を探る。
6.戦後サブカルチャー史 -意味論の変遷の意味--
皮肉なことに日本社会の空洞化は、戦後サブカルチャーの豊饒さと密 接に結びつく。空洞化がもたらしたアノミーを埋め合わせるべく展開し た〈カワイイ文化〉に典型を見る。

☆受講料無料です。 ☆単発での受講も可能です。
☆講義日程は変更になる可能性があるので、国際日本学部掲示板を確認してください。
以上 2011 年 10 月 18 日 明治大学国際日本学部

http://www.meiji.ac.jp/nippon/info/2011/6t5h7p000001i5hv-att/6t5h7p000001i5ia.pdf(PDF)