「ポスト3.11の虚像と実像」

「ポスト3.11の虚像と実像」



 2011年3月11日、国内観測史上最大となるM9.0の大地震が東北地方を襲い、それに伴う津波により福島第一原子力発電所事故が発生した。


 歴史の転換点に立たされた私たちに何ができるだろうか。震災前より抱える日本の「難点」をクリアしつつ、「どん底」から這い上がるほどのちからを今の日本は持っているだろうか。


 様々な学問領域からお招きした先生方の鼎談を実現することにより、これからの日本のあるべき社会、経済システム、或いは日本という国家そのものの姿についての「オルタナティブ・ビジョン」を議論し、提示したい。



【パネリスト】

宮台真司首都大学東京教授・社会学
中野剛志(京都大学大学院工学研究科准教授・経済産業省より出向)


【ファシリテイター】

谷口功一(首都大学東京准教授・法哲学




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【日時】2011年11月5日(土) (大学祭3日目)16:00〜20:00

【場所】首都大学東京南大沢キャンパス(東京都八王子市南大沢1-1)
1号館120教室

【内容】16:00-16:30 開場

16:30-16:45 開会・イントロダクション

16:45-17:05 レクチャー(1)宮台真司

17:05-17:25 レクチャー(2)中野剛志

17:25-17:40 休憩

17:40-19:10 討論

19:10-19:45 質疑応答

19:45 閉会



【パネリストによるレクチャー】


 「社会的包摂」や「共同体自治」といった概念を「原発問題」と関連させ、宮台真司氏(首都大学東京都市教養学部社会学人文・社会系社会学分野教授)にレクチャーをして頂く。


 さらに、3.11以前から政府が進めようとするTPP(環太平洋経済連携協定)参加の方針に警鐘を鳴らす中野剛志氏(京都大学大学院工学研究科准教授・経済産業省より出向)に、「開国」が今後の日本にいかなる影響を及ぼすのかといった視点からレクチャーをして頂く。


 またプログラム全体のとりまとめとして、谷口功一氏(首都大学東京都市教養学部法学系准教授)をファシリテイターとしてお招きする。



【出演者プロフィール】


・宮台 真司(みやだい しんじ)
首都大学東京教授。社会学者。

略歴:東京大学卒。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。

著作:権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で単著20冊、共著を含めると100冊の著書がある。
最近の著作には『14歳からの社会学』 『〈世界〉はそもそもデタラメである』などがある。キーワードは、全体性、ソーシャルデザイン、アーキテクチャ、根源的未規定性、など。
(MIYADAI..comより)


・中野 剛志(なかの たけし)
京都大学工学大学院准教授(経済産業省より出向)


略歴:東京大学卒。 エディンバラ大学社会科学部博士課程修了。
1996年通商産業省(現経済産業省)入省。 経済産業政策局産業構造課課長補佐等を経て現職。


著作:『国力論―経済ナショナリズムの系譜』(以文社、2008年)、『経済はナショナリ
ズムで動く−国力の政治経済学』(PHP出版、2008年)他。


・ 谷口 功一(たにぐち こういち)
首都大学東京准教授。法哲学者。


略歴;東京大学卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京財団仮想制度研究所(VCASI)フェロー。


著作:「市民的公共性の神話/現実、そして」(『講座哲学 第10巻』、岩波書店、2009年)、 「立法過程における党派性と公共性」(井上達夫編『公共性の法哲学』、ナカニシヤ出版、2006年) 他。



【主催】首都大学東京 法学研究会 政治局


【その他】無料でご参加いただけます。事前申し込みは必要ありません。
16:00より開場、16:30よりトークショー開始となります。資料をお配りしますので、筆記用具をお持ちしていただくことをお勧めいたします。


11月5日 「ポスト3.11の虚像と実像」(東京都)

東京デザイナーウィーク


11月3日(木・祝)16:00-17:00
環境会議(ap bank Fund for Japan&DESIGN ASSOCIATION npo)(参加自由)
ap bank Fund for JapanとDESIGN ASSOCIATION npoのジョイント・トーク。クリエイティブな観点から環境を語る60分のトークショー


●Speaker/小林武史宮台真司 and more...


TOKYO DESIGN WEEK 東京デザインウィーク