この街で一体何が起きている

10月22日(土)より、ユーロスペースにてロードショー


2011ロカルノ国際映画祭正式出品


『サウダーヂ』


土方、移民、HIPHOP 『この街で一体何が起きている?!』
不況と空洞化が叫ばれて久しい地方都市。"中心"街。シャッター通り、ゴーストタウン。


それがアジアNO1の経済大国と呼ばれた日本の地方都市の現状である。しかし街から人がいなくなったわけではない。崩壊寸前の土木建築業、日系ブラジル人、タイ人をはじめとするアジア人、移民労働者たち。


そこには過酷な状況のもとで懸命に生きている剥き出しの"生"の姿があった。街
そのものをテーマに、実際にそこで生活している人々をキャスティングしてつくられたこの作品には、これまで日本映画ではあまり描かれる事の無かった移民たちの姿が描かれている。


特に100年前に日本からブラジルに渡った日本人の子孫たちのコミュニティは国内において大きな規模を成している。移民の問題は世界的な課題であり、そこでは差別や経済格差、文化間の衝突は避けられない。
"saudade" 一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの。


監督の富田克也は、『雲の上』『国道20号線』で大きな話題を呼び、3作目となる本作『サウダーヂ』で、インディペンデント映画でありながら、本年のロカルノ国際映画祭のメインコンペ部門に招待されるという快挙を果たし、本作を見た世界の映画関係者に鮮烈な印象を残した。現在、世界の映画祭から最も注目を浴びる日本人監督である。


制作:空族/『サウダーヂ』製作委員会
エグゼクティブ・プロデューサー:笹本貴之 プロデューサー:伊達浩太朗/富田智美
監督:富田克也 脚本:相澤虎之助/富田克也 撮影:高野貴子 録音:山粼厳
配給:空族 宣伝:カプリコンフィルム


2011年/35 mm/167分/日本/カラー


特別鑑賞券 1,500 円(税込)
劇場窓口、各プレイガイドにて販売


当日料金
一般 1,800 円 / 大学・専門学校生 1,500 円 / シニア・会員 1,200 円 身障者(付添 1名)1000 円/高校生 800 円=自由席・整理券制=

http://www.saudade-movie.com/

ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/
電話:03-3461-0211


富田克也監督作品 映画「サウダーヂ」公式ホームページ